私たちはある環境で強い刺激を受けた時、感情が沸き上がります。
そんな時、心臓の鼓動が激しくなったり、息苦しくなったり、頭が痛くなったり、カーと熱くなったり、吐き気、手足の震えなど何かしら身体の変化に気づきます。
それは感情が高まったために身体が反応したと思うことでしょう。
しかし、本当は違うのです。
身体の反応から感情が生まれるのです。
ある刺激(出来事)を受けてハイストレス状態になると脳は無意識に*過去の体験記憶をもとに「危険!」を予測します。
*「胎児期から3∼5歳までの認知機能はまだ発達しておらず、この時期は人生の中で最もハイストレスを感じやすい時期。それ以降でもハイストレスの状態になると認知機能がストップし潜在意識の機能のみが動きます。その時に感じた環境要因(刺激)と身体感覚はすべて潜在意識の中に刻まれます。」
その予測をもとに過去に刻まれた身体感覚がまず現れます(心臓の鼓動が激しくなったり、息苦しくなったり、頭が痛くなったり、カーと熱くなったり、吐き気、手足の震えなど)。そしてそれを抑えようとして感情(恐れ、心配、怒り、不安、悲しみなど)が起こるのです。自分に起きた感情は身体感覚で感じている(判る)のです。